大胆!工場の隣でニセモノを生産している業者を発見

中国生活

ぽちゃ。

水滴が落ちてきた。

また、あの野郎だ。

1ヵ月前。

安全確認をするため構内を点検して歩いていた僕の目の前に水滴が落ちてきた。
それは敷地内にある3階建ての離れの3階に設置されたエアコンのドレンからだった。
その離れは、1階に2階は、うちの工場が使ったいたが、3階は空室なっているはずだった。
あくまで、うちの会社が持ってる建物ではなく、賃借している建物であるため、3階に勝手に入ることができない。
そこで、建物の管理会社にお願いして、3階を見せてもらうことにした。

次の日、建物の管理会社の人と一緒にその3階に向かう。

ドアを開けると中に50歳位の男が立っていた。
床がタバコの吸い殻だらけだ。
20畳ほどの部屋の中に生産設備が1台置いてあり、ガチャガチャと音を立てて動いている。

「何をしてるんだ?」と聞いても、男は何も答えない。

黙々と作業を進めていく。

「何を作ってるんだ?」と聞いても答えない。

生産設備の横に製品の仕様書が置いてある。
それを見て僕らは愕然とした。
我が社の製品の仕様書だった。

わざわざブランド名まで製品に印字されている。

とにかくその仕様書の品番をメモし、一旦、引き下がることにした。
その品番を調べてみると、過去に日本の工場で作っていた製品だった。上海の工場では作ったことがない品番。もう10年ほど前に生産中止になった製品だ。
なぜその仕様書がこんなところにあるんだろうか?

ここからは推測の域を出ないが、10年以上前にうちの社員の誰かが仕様書を外部に売ったのだろう。
実は、外部会社(おっさんに指示をしている黒幕)もなんとなく推測はついている。
ただ、証拠はない。
その会社は、この離れの3階で偽物作り続けていて、しかも我が社の電気を勝手に使って生産をしている。
水滴が落ちてきたエアコンも、我が社の電気で動かしている。

翌日、もう一度その3階に行ってみた。
すると仕様書からブランド名が外されており、品番もすでに消されていた。
これで我が社の製品のニセモノを作っているという証拠はなくなった。

本社知財部と相談した結果、「これ以上追求しても何の利益も生み出さない」と言うことで、とにかく追い出すことを決め、その男にも「訴えたりしないから、早くここから出ていけ」と通知した。

そして、1週間後。

ぽちゃ。

水滴が落ちてきた。

また、あの野郎だ。

数日間止まっていたが、いつのまにか生産を再開したようだ。
さっすがに、今度ばかりは強制的に止めようと言うことで、電気線を切断してやった。
翌日、男はいなくなっていた。

ここで作られたニセモノは世界中のどこかで、我が社のブランド名で使われているんだろう。もし何か品質事故が起きたときにはえらいことになるかもしれないが、とにかく生産中止をして10年も経った品番であるため、これ以上追求しても費用と時間ばかりかかると言うことで、さらなる追求を諦めた。

中国の工場は、想定外のことが多くて刺激的!!

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