日系企業であれば、多くの会社が4月に昇給昇格をしていると思います。
うちの会社もそう。
特に上海・深セン事務所は、日本よりも昇給率が高く、昇格したときの昇給幅も日本とは比べ物になりません。
そして、日本人管理職としては、しんどい時期でもあります。
部下が10人いるとして、相対評価を採用している会社であれば、5人は良い評価・5人は悪い評価が付きます。
これは、人件費という枠がある程度決まっている中では、致し方ありません。
日本と違うところは、悪い評価が付いた部下からのクレームです。
みんなで給料を共有したりするので

なんであいつの評価が良くて僕がダメなんだ?
と難癖をつけてきます。
当然、評価をつける上司としては、それなりの根拠を準備しておく必要がありますが、それを伝えても簡単には引き下がらない部下もいるため、胃がキリキリしますね。
気が弱い人であれば、文句を言われて、給料を増やしちゃう人もいます。
今回は、一人、特に悪い評価をつけた部下がいました。
当然、面談のときにぶすっとしています。
自分の手柄を偉そうに列挙してきますが、どれも大した内容ではなく、自分の落ち度については、子供のような言い訳ばかりをして認めません。
だんだんヒートアップしてきて、他部門の社員の悪口(他人を落として、自分の価値を相対的にあげようとしている)を言い出したので、途中からは相手をするのをやめました。
まあ、何を言われても、評価を変えることは絶対にしませんけどね。
よく外国人は自分のミスをすぐに認めないと言われます。
確かに、日本人はすぐに「すみません」と言います。
でも、仕事に関しては、これは良くないことだと思っています。
当たり前ですが、仕事には”責任”が付きまといます。
ですので、ミスをすれば、相応の処分を受けてしかるべきです。
もちろん、新入社員がミスをしても、すぎに処分とはなりません。
しかし、それなりの給料をもらっている人が、その職責を果たせない場合は、当然、評価に反映します。
日本の場合は、ミスをしてもすぐに処分に結びつかないので、お気軽に謝罪できますよね。
外国では、「ミスを認める」=「評価(報酬)が下がること」を意味するので、簡単には認めません。
それでよいと思います。
ただ、こっちもそのつもりで準備して臨みますけどね。
会社が大儲けしていたら、みんなをたっぷり昇給させてあげることもできますが、なかなかそんな会社はないですからね。
小池都知事じゃないけど、中間管理職は辛いです。
でも、社長はもっと孤独で辛いと思いますけどね。
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