コロナ後、8回目の入出国を経験してきましたので、情報を更新します。
7回目の時の記事はこちら。
事前準備
8回目の今回は、日本への帰国なので、ビザ取得などの手続きは不要です。
このサイトをよく読んで、入国拒否されないように準備します。
とはいえ、そこまで神経質になる必要はありません。
入出国当日までに実施しておくことで重要なことは3つだけです。
1.スマホの確保
中国で生活してきた人には、気にすることもないようなことではありますが、日本入国後に行われる緩い管理のために、スマホが必要です。
持っていない人はいないとは思いますが、ガラケー派の方は購入・レンタルの手配が必要です。
ちなみに、このサイトには、以下の様に記載されています。
<必要なアプリとその方法について>
厚生労働省サイト
必要なアプリとその利用方法はこちらからご確認ください。日本入国前に、インストールまで完了していただくようお願いします。
”日本入国前に”とあるので、フライト前に準備しないといけないように見えますが、あくまで”日本入国前=入国審査前”です。
日本の空港に飛行機が到着し、日本の通信な空港Wi-Fiが使えるようになってからインストールしても間に合います。
後述しますが、空港到着後にはインストールするための時間の余裕がたっぷりありますので。
特に、航空会社の人に言われましたが「中国内でインストールするにはV〇Nが必要です。」とのこと。
日本政府も、中国で違法とされているV〇N前提の仕組みを作るはずはありません。
日本着陸後にゆっくりインストールしてください。
2.PCR検査の予約

2021年3月までは不要でしたが、2021年3月以降は、帰国する人はすべて、72時間以内の指定フォーマットによるPCR陰性証明が必要です。
●検疫所へ「出国前72時間以内の検査証明書」の提示が必要です。「出国前72時間以内の検査証明書」が提示できない場合、検疫法に基づき、日本への上陸が認められないことになります。
厚生労働省サイト
●検査証明書の様式は所定のフォーマットを使用して下さい。
日本のニュースで「書類不備で入国できなかった」と言う邦人がいると聞いたことがあると思います。どんな書類不備なのかは不明ですが、不安感をあおりますよね。
ちなみに、”日本への上陸”とあります。”日本への入国”とは書かないのですね。
ダイヤモンドプリンセス号の様に船の中にいるのはOKという意味でしょうか?
ググってみると、こんな表現のものも見つけました。
●今後も任意のフォーマットによる証明書の提出は可能ですが、任意のフォーマットによる検査証明を取得する場合には、航空機の搭乗時及び本邦入国時に検査証明の内容を確認するための時間がかかることがあり得るほか、場合によっては、搭乗拒否や検疫法に基づき入国が認められないおそれがあります。
在ニューストン日本国総領事館のサイト
これは、在ニューストン日本国総領事館のサイトの記載です。
上位検索される他のサイトは、”上陸”で統一されています。
いくつか調べましたが、正確には”上陸”が正しそうですね。
では、なぜヒューストン領事館は”入国”にしたのでしょうか?
単なる間違い?それとも、一般市民には、”入国”の方が分かりやすいと判断したから?
話を戻します。
地域ごとに、日本のフォーマットに対応した医院があると思いますので、領事館に確認したほうが良いと思います。
上海の場合は、過去に成功例をしっていた申徳医院(サンテック)を使いました。
PCR検査費用は、日本フォーマット対応込みで499元。
ホームページなどで予約をします。
僕は、2週間前に予約をし、フライトの前々日金曜日の10-11時でPCR検査をしました。
予約の詳細はこちらを参照ください。
陰性証明の受取は、翌日9-16時。
注意が必要な点は、日曜日が休みなので、もし土曜日にPCRを受けた人は、陰性証明書の受取が月曜日になってしまいます。
日曜日フライトのNH920で成田空港に移動する人は、前日の土曜日にPCR検査をしても、フライト前に陰性証明は発行されませんので、必ず金曜日にPCRを受けるようにしてください。
3.日本入国後の準備
入国後のための準備は2つのことを決めなければいけません。
隔離(観察)場所
自宅にするか、ホテルにするか。
中国から日本に入国する場合は、2021年7月20日現在、政府指定の施設に入る必要はありません。
自分で滞在場所を決めることができます。
自宅かホテルかは、家族の状況や会社しての有無・費用負担の問題などによって、個々人で環境が異なってきます。
私の場合、これまでは、ホテルで隔離をされてきました。
家族と一緒だと、「中国からの帰国者との濃厚接触者」扱いされ、子供が学校にいづらくなるという、すごく日本的な状況があるからです。
でも、今回の期間は夏休みなので、登校する必要がありません。
加えて、成田周辺はオリンピック騒ぎ(どんな騒ぎやねん)になっている可能性もあります。
そこで自宅隔離を選択しました。
隔離(観察)場所までの移動手段
公共交通機関が使えません。
2020年12月に帰国した時は、タクシーはOKだったのですが、今回はタクシーもダメ。
ハイヤーやレンタカーが必要なので、あらかじめ予約をしておく必要があります。
ハイヤー会社は、厚生労働省が”サイト掲載を認めた”会社一覧がありますので、そこから選ぶことになると思います。
また、空港周辺のホテルであれば、1時間に1回無料のシャトルバスが出ています。
https://www.nl.emb-japan.go.jp/files/100029725.pdf
成田空港でバス乗り場の地図をもらえますが、あまりに見ずらいし、あるタクシー会社が作成したフロアマップも検索すると出てきますが、実際の場所と異なった場所が紹介されていたので、私の手作りマップを掲載しておきます。
N3出口(赤丸しているところ)をでれば目の前です。

私は、到着当日は、京成成田駅前のホテルに宿泊し、翌日にハイヤーで大阪の自宅まで移動することにしました。
フライト前PCR
10-11時の予約だったので、9時50分ごろに到着すると、すでに25人ほど待機しています。
日本人はまじめです。

番号札を渡されます。

番号が呼ばれたら、受付でパスポートを渡して申し込み。
代金もそこで支払います。
499元。
発票が必要な人は、その後、奥にある別の場所(キャッシャー)に行って発行してもらいます。
そこから建物の外に出て少し歩くと、プレハブっぽい建物があり、そこで鼻での検査。

これまで受けたPCRはすべて鼻もしくは鼻+喉。
喉だけで良いPCRがうらやましいです。


翌日、再度、病院を訪問し、受付でパスポートを見せて受け取れました。


出国時
ほぼ平常時と同じです。
異なるのは、チェックインカウンターで陰性証明をを見せることと、税関申告サイトで健康状態の申告を行い、QRコードを取得する必要があることぐらい。

税関申告アプリは、以前登録した記録が残っていて、変化点だけの修正で良いから楽でした。
変更したのは、フライト番号、座席番号、過去14日間に滞在した場所の3か所のみ。

時節柄、オリンピック関係者が多かったですね。

浦東空港のラウンジはいつも混んでいるので、普通のフロアで休憩します。

ここの方が天井が高くて開放的です。
搭乗口では、APPインストールを推奨されましたが、「登録にVPNが必要です」とも言われました。
ここではダウンロードだけをして、成田到着後に登録作業をすることにします。


入国時
入国の流れはこんな感じ。
1.機外に出て30-60分ぐらい並ぶ
2.機内で渡された書類の確認
3.唾液による抗原検査
4.APPインストール状況確認
5.APPの説明や観察期間中(隔離とは言いません)の行動説明
6.抗原検査結果待ち
7.結果発表
8.陰性の証を入手
9.入国審査
10.荷物受け取り
11.税関申告
12.隔離場所へ移動
1.機外に出て30-60分ぐらい並ぶ
正直、ここの待ち時間が読めません。
今回は120人待ち。
マスクして暑いからエアコンを強化して欲しいです。

この場所に来るまでにトイレがありませんでした。
機内で済ませるか、職員の人にトイレの場所を確認したほうが良いです。
「トイレはこちら」などの表示が皆無でした。
ちなみに、このあと唾液検査があるので、飲食は禁止です。
オリンピック関係者は、最後に機外に出るらしいです。
いろいろな手続きをスキップするところを見られないためになのでしょうか?
2.機内で渡された書類の確認
機内で3種類の書類を渡されます。

誓約書と健康カードとアプリの質問書。
前回も思ったけど「健康カード」を「カード」と呼ぶのは無理があると思います。

カードでも言葉として間違いではないけれど、多くの人が直観的にイメージできない単語を使うメリットはないですよね。
日本語のカードには小さくて厚いイメージがあるので、利用者目線に立ったら、これは「カード」とはならないと思います。
表示の字も小さいし。
これを「健康確認書類」と変更して、字も大きくしたら「カードって何?これ?カードじゃないじゃん」っ言うやり取りが減って、混雑緩和に貢献できると思うのですが。
ここからの手続き時は、手荷物、各種書類、パスポート、スマホを持って歩かされます。
人によっては、小さい子供も連れてる。
みんなの身体には、たった2本しか腕は付いていないのに。
サイズの違う細々を持たせて歩かせるのだったら、A4サイズの書類が入るスーパーの買い物カゴみたいなのを貸して欲しいですね。
3.唾液による抗原検査
なぜか前回よりもスムーズに唾液が出ました。
慣れてきました。
4.質問票確認&APPインストール状況確認
まずは、厚生労働省の回答した証のQRコードを求められます。
まだ入力していなかったので、その場で入力し、QRコードをスクショ。

入出国時には、いろんなQRコードをスクショしないといけないので、うまく情報を入れた状態でスクショしないと、どれがどのスクショなのかわからなくなりますね。。。
その後、席に座らせられ、アプリの確認。
3月の帰国時とインストールするアプリが変わってます。

浦東空港の搭乗口でも登録を試したけどVPNが必要と言われてあきらめたMySOSなるアプリ。
成田空港で、中国SIMで使おうとするとエラーになります(笑)

なんどやっても同じエラー。
そこで成田空港のWi-Fiに変えて接続するとOK。
今は空港Wi-Fiがあるからいいけど、今後、中国の人は、どうするんだろう?
5.APPの説明や観察期間中(隔離とは言いません)の行動説明
そして、隣のブースへ移動。
結構待ちます。

待ち時間は長かったですが、やり取り自体はスムーズでした。
6.抗原検査結果待ち

92番までは誰も座っていません。
待機する人は、なぜかこれより後ろに座っています。
この空間は何?
で、この列の先頭の職員がわざわざマイクを使って番号を呼びます。
たまに聞き取れないのですが、二度は言ってくれません。
7.結果発表
アナウンスが聞き取れなかったので、待機場所にいる外国人職員の方に確認します。
「僕は呼ばれましたか?」
「呼ばれます」
「え?呼ばれましたか?」
「呼ばれます」
時制がない、、、。
結局、その人のメモによると「呼ばれた」と言うことだったので、先頭の職員のところに行くと「呼んでませんよ」というつれない対応。
で、また92番に戻れと言います。
「お前、まだ陰性かどうかわからないんだから、俺の目の前に来るな。離れとけ!」と言う空気が伝わってきます。
めっちゃ感じ悪い人です。
そして、席に戻るや否や、次のアナウンスで呼ばれます。
で、その職員、何事もなかったかのように処理をしてます。
この日、一番ムカついた職員ですね。
8.陰性の証を入手
この赤紙が陰性の証です。
これがないと”上陸”できません。
入国審査官が審査するのは”入国”ではなく”上陸”の可否だそうです。
今日、知りました。

9.入国審査
10.荷物受け取り
11.税関申告
無事、”上陸”が認められました。
赤紙が必要なこと以外は、普通の手続きです。
12.隔離場所へ移動
ホテルまでのシャトルバス乗り場に向かうための地図が薄墨過ぎで見えません。
「ここです」と言われても、「どこやねん」と返してしまいます。

北口3というキーワードで場所を特定します。
まとめ
成田空港に着陸したのが17:30ごろ。
出口を出たのが20:30ごろ。
約3時間です。
結構かかってます。
そしてシャトルバスが21:15発。
ホテル入室が21:35。
もうちょい速くならないですかねえ。
まあ、空港にとっては、費用をかけてまで速くするメリットもないので、速くはならないのでしょうね。
番外編 ホテル横のコンビニでハプニング
ホテルについて夕食の買い出しで関東の洗礼。
UFOがない!!

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