上海・台北・成田・大阪 入国体験レポ

中国生活

 




2020年1月。

コロナがまだ何者かよくわかっていなかった時。
僕は上海でそのニュースを聞き、1月23日に日本に帰国しました。

当初から予定していた春節休暇の旅行を済ませたころには、少し騒がしくなっていましたが、まだまだ深刻視はされていなかったように思います。

旅行のあとの2月。

当初から予定されていた台北出張に向かいます。
行った先の台北では、日本と違い、少しざわざわし始めていました。
マスクの購入に列ができていたし、日本からやってきた僕は、それほど歓迎されていませんでした。

空港が危ないらしいけど、空港を通過してきたんですよね。大丈夫?

僕の心配というよりも、自分たちの身を守るための確認。
日本との警戒心の違いを感じました。

そして、その頃日本ではダイヤモンドプリンセス号の話題で持ちきりになっていました。

こんな中での出張を重ねてきて記録として、これまでの入出国の体験を整理してみました。

 




コロナが騒がれだしてから4回の海外出張をしていますが(今、4回目の途中ですが)、それぞれ2020年2月の台北、2020年9-12月の上海(都市としては、大連、深セン、杭州、蘇州にも訪問しています)、2021年2-3月の台北、そして2021年5-7月の上海。

最初の2020年2月の台北時には、ほぼ何も特別な手続きはありませんでした。
ただ、帰国時の手続きが問診だけだったのですが、それに対して日本国内で「そんな簡単なのでよいのか?」といいう疑問の声が上がっていたのを覚えています。

ちなみに、今日まで隔離生活2週間×5回、PCR・抗体検査・抗原検査×10回を体験してきました。
たぶん、明日、11回目のPCRを受けます。。。

招聘状・手続き

中国大陸や台湾、香港にビジネスで訪問するときは、コロナ前の日本人は一定期間内であればビザ取得が免除されていました。
ですので、2020年2月の台北訪問時は、招聘状はおろか、ビザ免除の状態で渡航しています。
コロナ後も、台湾の場合は、招聘状と言っても、現地企業が発行するものになるので、比較的入手は容易です。

と言っても、台湾としても、不必要なリスクは負いたくないので、訪問理由の確認を厳しくしたり、滞在可能日数を減らしたりしています。
私がビザ申請をした2021年1月上旬は、最長滞在日数は60日でしたが、1月下旬から45日に短縮されています。

で、厳しいのは中国大陸のビザ。

こちらは、ビザ手続きの前に、現地政府が承認した招聘状が必要です。
(逆にこれが取れれば、ビザは取れたも同然なのですが)

これは、それぞれに費やした日数が分かるように整理した表です。

最も厳しかったのは、2020年9月の渡航。
新規赴任する人もいたので、3月ごろから一緒に申請を出していましたが、受理してもらえません。
定期的に申請するも、受理されず。
そして、ようやく受理されたのが7月21日。
何があったのかはわかりません。夏になり感染リスクが下がったからでしょうか。
そこから約3週間で招聘状が発行されます。

ここでは、多くの日本人に対して一斉に招聘状が発行されたため、ビザ申請窓口の予約確保で盛り上がります。

僕は最初は大阪のビザセンターにメールしたのですが、全然回答が返ってこない。
そこで東京のビザセンターにもメール。
すると、こっちが先に返ってきました。大阪の人でも受け付けてもらえるとのこと。
そこで、最短で予約が取れた8月26日に申請の予約を取りました。
予約無しで飛び込みで来ている人もいましたが、みんな追い返されていました。
この申請のために営業開始前から1時間ほど並ぶのですが、それが暑くて死にそうでした。

ちょうどこの8月ごろに新システムが稼働を開始していて、現在は、完全オンライン事前申請+オンライン訪問予約となっています。当時は過渡期だったので、オンラインと手書き・メールなどの対応が認められていました。

そして、ビザだけでなく、フライト確保も大盛り上がりを見せます。
そもそもフライトが平時よりも減便されているので、チケットの取り合いです。
地域によっては、商工会議所がチャーター機を飛ばし、赴任者であれば、それを使うこともできました。
僕は出張者なのでチャーター機は使えません。
当時は、中華系航空会社のチケットですら、3-50万円しました。
コロナ前の安い時だと3-4万円で買えるときもあるのに、えらい違いです。

ビザが取れそうになった8月下旬時点では、9月のチケットは空きがなく、10月中旬を予定していました。

すると、9月9日。突然、現地スタッフから連絡が。

Good Newsです。1席だけ空きがでたので押さえました。

えっそうなの。嬉しい。ありがとう。いつのフライトが取れたの?

9月18日

えー!9日後!まだ何も準備してないんだけど。それにその日程だと子供の運動会に行けないよ。。。

を飲み込んで

ありがとう。嬉しいよ。

そこから大慌てで準備。
9月25日以降の渡航者は、フライト前PCRが必須になりましたが、幸い、9月18日だとフライト前PCRは不要です。

 




今回の招聘状は約2か月かかりました。
取れる直前まで全く気配がなく、突然、発行されました。
発行されてからはスムーズ。
ビザセンターの対応も習熟されていたし、オンラインシステムも快適に動いていました。

そして、フライトも、余裕があるというほどではないにしろ、比較的すんなり確保できました。
値段は相変わらず高いですが。。。

フライト前PCR

上述しましたが、中国渡航の場合は、9月25日以降PCRの陰性証明が必須になります。
そして、今は、ダブル陰性証明が必要です。PCRだけでなく、IgM抗体検査での陰性とダブルの証明書が必要になっています。

ただ、成田空港にPCRセンターができたりしているので、9月ごろよりも受診自体は容易になってますね。

フライト前準備

中国渡航の場合は、健康コード取得と税関申告用登録の二つが必要です。


また、台湾もそうですが、隔離後のホテルの情報を伝える必要がありますので、事前に予約しておく必要があります。
ただ、日程変更等の可能性を踏まえ、キャンセル可能なホテルを予約したほうが良いです。

日本に帰国する際は、公共交通機関が使えませんので、空港から自主隔離施設(自宅がホテル)への移動手段を予約しておく必要があります。
僕は、大阪エムケイを使いました。
一番安い車種を予約しましたが、待っていたのはすべてアルファードでした。
ちなみに、業者は厚生労働省のサイトでハイヤーやレンタカーの業者がリストアップされているので、そこを参考に選びます。

リンク先に行けばわかりますが、「ホームページリンク掲載に関する基準を満たすハイヤー会社・・」となっています。決して厚生労働省が”推奨”している業者と言うわけではなく、あくまで「リンク掲載基準を満たした業者です」と言う言い方になっています。
ということは、ここに記載されている業者でなくても良いのかもしれません。

 




現地到着後

到着後は三者三様です。

世間様の評判通り、中国大陸は一番厳しいです。
とにかく、隔離終了後まで身体の自由はありません。
政府が定めたベルトコンベアに身を委ねるだけです。
自分で判断しなくてよいので、ある意味、楽かもしれません。
ぼーっとしていても、ちゃんと隔離ホテルに閉じ込めてもらえます。

台湾は、中国大陸と日本の間。
スマホ用の台湾SIMを購入するという特殊なステップがありますが、それを除けば、ほぼ制限がありません。
なので、自分の意思で隔離ホテルにたどり着く必要があります。

日本は、、、少しずつ厳しくなっています。
本当は、最初をもっと厳しくして、だんだん緩くするというのが良いのでしょうが、日本では厳しくすることが憲法上も国民感情上も許されないようです。
憲法で許されていないから、国民感情上でも許されないということかもしれません。

2020年2月は、簡単なアンケートに回答するだけ。裏付け資料は不要で、嘘つき放題です。
2020年12月時は、ごちゃごちゃめんどくさい書類審査がありましたが、入国後は無罪放免。
お願いレベルの自主隔離。
2021年3月時は、抗原検査をされたりと、少し強化されていましたが、抗原検査をしたあとに、陽性かもしれない人達と同じスペースに閉じ込められ、それなりに密になりながら、使えないAPPのインストールをすると言う地獄絵図がありました。

空港で対応している職員の数は、日本の空港が一番多いように思いますが、オペレーションが複雑で整理されておらず、おそらくその結果、職員の動きも無駄だらけでした。
あんなにたくさんの人はいらんやろうと思います。

隔離

隔離生活のQOL(そもそも隔離生活をLifeに含めてよいのか!?)は、食事に左右されます。
デリバリー可否です。
台湾の場合は、UberEatsが使えます。これは日本と同じAPPが使え、日本のクレカで支払いができるので、事前に準備していくことをおススメします。
中国の場合は、UberEatsがなく、現地固有のサービスになります。食事なら美団とか餓了とか。飲料やインスタントラーメンであれば、盒马というネットスーパーを使います。
美団とか餓了の利用には、Alipay/WechatPayが必要です。使えるかどうかは試したことはないのですが、可能であれば、外国人用のチャージ式Alipay(Tour Pass)を準備しましょう。
盒马は、日本のクレカでも使えます。ただ、日本のクレカの場合は、手数料の上乗せがあります。

 




ところで、刑務所で刑期を送る受刑者は、塀の中ではありますが外に出て、太陽光線を浴び、肉体労働(適切な運動)をします。他の受刑者と雑談もできます。面会者から差し入れを受け取ることもできるようです。

一方、隔離部屋で隔離期間を送る入国者は、独房の外にすら出れず、太陽光線を窓際でかすかに浴び、暇だらけの時間を使ってブログを書くだけです。
ブログランキングの順位が上がっているのを見るのが唯一の楽しみ。
隔離期間中、鼻の穴に長い棒のようなものを突っ込まれるといった拷問もあります。
四つん這いになり尻を突き出し、じろじろ見られるという辱めを受けた人もいるようです。

どっちのQOL(そもそも刑期や隔離生活をLifeに含めてよいのか!?)が高いでしょうか。

僕は、今日まで9週間の隔離生活を過ごしてきました。
上海で残り1週間。その後帰国して2週間なので、合計12週間の隔離が確定です。

プロ野球選手が「全治3か月のケガ」と告げられたら、どんなにショックでしょうか。
トレーニングも全くできない3か月。
ただただ食っちゃ寝、食っちゃ寝の3か月。
太ります。
そして、たぶん、ブログを始めると思います。

人生80年とすれば、12週間は0.3%に過ぎません。
でも、50歳で死んだら0.5%。30歳で死んだら0.8%。

馬鹿にできない時間です。
ボヤボヤぼやいても、何も生まれません。

何か楽しみを見つけて過ごすしかないのが隔離生活。
こういうときに楽しめるかどうかで、その人の人生の豊かさが決まってくると思います。

終わりに

ちょっと長くなってしまいました。

とはいえ、もっと書きたいこともあったのですが、僕の右腕が限界を迎えています。

「もっと左手が使えたら」と思う今日この頃です。

まだ隔離中なので、この隔離が終わり、帰国も終えたときに、この記事を更新したいと思います。

なかなか改善されない日本のコロナ。
ちょうど帰国する時期が、オリンピックが開催される時期と重なります。
そもそもオリンピックは開催されるのか?
開催されたら、成田空港はどうなっているのか?
僕もオリンピックアスリートと一緒に抗原検査を受けることになるのか?
連れションならぬ、連れ唾液摂取ができるのか?
そのまま一緒に選手村に入れてもらえるのか?それは楽しそうだ。

いろいろ妄想は尽きませんし、意外と隔離を楽しめる自分がいるのにも驚きですが、とはいえ、早くコロナが収束し、昔のように海外渡航が自由にできる日が戻ってくるのを願うばかりです。

 

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