僕のこれまでの入出国履歴はこんな感じ。
2020年9月 成田→上海浦東
第1回 PCR@上海浦東(中国入国用)
第2回 PCR@上海隔離ホテル(中国隔離終了用)
第3回 PCR@上海同仁医院(中国国内出張用)
2020年12月 上海浦東→成田
第4回 PCR@日本の病院(台湾入境用)
2021年2月 関西→台北桃園
第5回 PCR@台北栄民総医院(日本帰国用)
2021年3月 台北桃園→関西
第6回 抗原検査@関西空港(日本入国用)
前回の成田到着はこんな感じ。
今回(2021年3月25~28日)はこんな感じでした。
※以下、コロナ前のことをBC19と略して記載します。
※元=台湾ドルです。中国人民幣ではありません。
目次
- 1 3月 PCR検査受診予約
- 2 3月25日11時 PCR検査受診
- 3 3月26日10時 PCR検査陰性証明受領
- 4 3月26日11時30分 PCR検査陰性証明を日本政府指定のフォーマットに書き換える手続き
- 5 3月28日6時30分 台北桃園空港チェックインカウンター
- 6 3月28日6時40分 荷物検査
- 7 3月28日6時55分 出国審査(自動ゲート)
- 8 3月28日7時 空港ラウンジ
- 9 厚生労働省のアプリ
- 10 誓約書記入
- 11 3月28日8時 搭乗
- 12 3月28日12時頃 着陸
- 13 健康カード受領
- 14 3月28日12時20分 唾液入れをもらう
- 15 唾液を入れて渡す
- 16 アプリに関する調査票を記入
- 17 かなり歩く
- 18 アプリの状況を聞かれる
- 19 3月28日12時30分 アプリをダウンロードする
- 20 チェックシートの記入
- 21 並ぶ
- 22 アプリが使えるかどうかの確認
- 23 3月28日13時20分 健康カードの確認
- 24 調査票の回収
- 25 スクショの確認
- 26 3月28日13時30分 陰性確認
- 27 健康カード・誓約書の提出
- 28 3月28日13時40分 入国審査(自動ゲート)、荷物受け取り、税関申告、入国
- 29 3月28日13時50分 ハイヤー乗車
- 30 関連
3月 PCR検査受診予約
僕は、士林区にある台北栄民総医院を選びました。
選んだといっても、会社の総務が手配してくれたのですが、即日証明書発行をしてくれるのがこの病院しかなかったので、ここを選んだそうです。
オンラインでの予約になります。
※以下、記載している情報は、すべて台湾への日本人出張者の手順になります。台湾に居住し健康保険を納めている人などは異なる手順・金額だったはずです。
予約に必要な情報は、パスポートと帰国便のフライト番号。

朝受診すれば、同日の夕方に発行されます。
ただ、途中で知ったのですが、日本政府が指定フォーマットを出してきました。
「必ず指定フォーマットで」ということで、現地の英文フォーマット(これでも十分だと思うのですが。。。)を書き換える手順を確認すると、その作業は11時30分~12時の間しか対応していないとのこと。
ということは、同日の夕方に陰性証明を受け取っても、翌日の11時30分に再度病院に行かないといけません。
特急対応の場合は1000TWD余計に費用が掛かるので、特急対応を止めて、通常手順に予約変更しました。
通常手順だとこんな感じ
検査当日
9時30分 受付
11時ごろ PCR検査
11時30分 検査費用支払い検査翌日
10時 検査結果受領
11時30分 検査フォーマット書き換え
12時ごろ 書き換え費用の支払い
僕のフライトは、28日の8時30分。
72時間前だと、25日の8時30分になります。
なので、3月25日11時であれば、72時間以内になるので、25日受診・26日受領/書き換えという流れにしました。
日本政府の方式は、”3日”という日数カウントではないし、土日も含むので、フライトの時間と病院の対応時間・営業日をしっかりと確認しないといけません。
本当は、出張に出発する前のフライトを選ぶ段階で確認しておくべきですが、僕の場合は、出張している途中(返りのフライトが決定している状態)で日本政府が方針変更をしたので、ちょっと焦りました。
フライト変更をすればよいのかもしれませんが、ビザで認められている滞在日数の上限もあるし、フライトの本数も少ないので、フライト変更=出張日程変更は容易ではありません。
ちなみに、台湾に行くときの台湾政府が要求するPCR条件は、フォーマットは英文であれば自由・フライト72時間前だが土日はカウントしないという条件なので、比較的緩いです。
安全な台湾から危険な日本に移動するときの方が検査条件が厳しいというのは違和感しかありません。。。
3月25日11時 PCR検査受診
9時半ごろ病院入りして受付をします。


チケットを受け取り、順番を待ちます。

15分ほどで呼ばれました。
対応してくれる職員の胸元には「実習生」の札が掲げられています。
ちょっと不安。
途中、職員の話す中国語の意味がわからず困っていると、隣にいた方が英語で通訳をしてくれました。
優しいです。
事前に準備しておいた書類(申請書、初診票、パスポートコピー、フライトチケットコピー)
そして、すごく丁寧に、そのあとの手順を教えてくれました。
これであれば、中国語ができない人でも、何とかなると思います。
その後、中国大陸(以下、中国と言います。)での習慣で、お会計コーナーに行ってしまいました。
受付中も、ずっと財布を握って、お金を払う準備をしてました(笑)
中国では、先にお金を支払い、その後受診するのが一般的。
子供を産むときも先にお金を支払ってから生ませてもらえました。
でも、台湾は日本と同じで後払いのようです。
受付後は、別棟の検査エリアに移動します。
中国でも日本でもPCR検査は、建物の外にあるプレハブ小屋で受診しましたが、台湾では建物の中での実施のようです。
まあ、検査を外でやっても、検査直前までは中にいますからね。
あんまり外で検査をする効果はないように思います。

別棟の特別エリアに行って、窓口に書類を渡します。
11時よりも前に窓口に行っていいのか判断付かないような雰囲気なのですが、海外では迷ったらGo!です。
もしまだ受付をしていないのだったら、ちゃんと窓口で「まだだ!」って言われますので、安心して攻めてください。
そして、一つ飛ばしになったイスで待ちます。

待っている間に名前が呼ばれ、書類の再確認があります。
その時、自分の名前の中国語発音で呼ばれるので、慣れていない人は自分の名前の中国語発音を確認しておいた方が良いです。
11時になると、番号が表示されるので、自分の番号が表示されたら検査場所に向かいます。


中に入ると、防護服を着こんだ人が二人。
全員立ったままで検査です。
比較的細い棒を奥まで突っ込み、5秒間ぐるぐる回します。
ウーーーースーーーーサンーーーーアーーーーイーーーー
と口に出してカウントダウンしてくれますが、絶対5秒よりも長かったです。
そして、お会計コーナーに移動して、自動精算機で支払いをします。
書類にあるQRコードを機械にかざすと支払いが可能な状態に。
クレカも使えるようです。
僕は、現金を下ろしてきていたので、現金で支払い。
この時点では、6000元でした。
3月26日10時 PCR検査陰性証明受領
翌日、病院の書類発行カウンターに行きます。
番号札を取って待つこと5分。
昨日もらった書類を渡すと、封筒に入った検査結果が渡されます。

「うしろで自分のものかどうかを確認してね」
と言われたので、下がって開封。
合格発表のようなドキドキがあります。

もちろん陰性です。
陽性だったら、事前に連絡が来ているんでしょうね。
「君、陽性だから病院に来ないで!」って言われるんでしょうね。
3月26日11時30分 PCR検査陰性証明を日本政府指定のフォーマットに書き換える手続き
その後、日本語書き換えのために、検査をした場所に移動して待ちます。
この時間が結構あります。
初めてだったので、どの程度の時間を要するのかがわからず、早め早めに行動してましたが、こんなにスムーズなんだったら、11時ぐらいに病院に来ればよかったと少し後悔です。
時間になったので窓口へ。
書類を渡して15分ほど待って呼ばれました。
「この書類に病院のハンコを押すので、書類カウンターに行ってください。そこで支払いもしてください。」と言われます。
窓口に戻り、ハンコを押してもらいます。
事前に900元と聞いていた書き換え費用。
書類には700元と書いてあります。
で、請求されたのは300元。
セット割??
結果、今回の検査は、6,000元+300元=6,300元(25,000円)
ちなみに、中国では120人民元(2,000円)、日本では44,000円でした。
いよいよ帰国当日です。
3月28日6時30分 台北桃園空港チェックインカウンター
いつも出張時に使っているハイヤーを手配。
今まではタクシーと同等の値段でベンツを利用できたのだけど、コロナでハイヤーとしての商売が良くないらしく、普通のタクシーに変わってました。
朝なので道が空いていて、約30分で桃園空港に到着。

ここはBC19とほぼ同じ。
違っているのは、PCR検査証明を見せることだけ。
カウンターに日本政府が出している案内が置いてあったので、それを撮影しておきます。


スムーズに進みました。
3月28日6時40分 荷物検査
ここはBC19と全く同じ。
3月28日6時55分 出国審査(自動ゲート)
ここはBC19と全く同じ。
むしろ、自動ゲートになっていたので、楽になった!
こんな状況でも進化してるのがすごい!
3月28日7時 空港ラウンジ
今回はEVA航空を利用したので、EVAのラウンジへ。
ここはコロナ対応でブッフェは使えません
代わりに、中国のように席にQRコードが貼ってあって、それで注文すると、席まで持ってきてくれます。


厚生労働省のアプリ
ラウンジで入力を済ませます。
・到着日
・航空会社名、便名
・座席番号
・乗務員かどうか
・氏名、国籍、性別、生年月日 ←氏名とパスポート番号でよいのでは?
・日本国内の住所、ホテルの住所、電話番号
・海外に住んでいる人は出国予定
・過去14日の滞在地域
・過去14日の発熱等の体調や感染者等との接触有無
・待機場所の申告
・公共交通機関を使用しない確認
・メアド登録
・日本国内で通過可能な電話番号
・メアドがSkypeの登録情報と同じかどうかの確認 ←メアド登録の際に聞いてほしい!


誓約書記入
5つのポイント
1 外出・他者接触を控える、公共交通機関は使わない
2 Lineもしくはメールで健康状態報告をする
3 接触確認アプリ(COCOA)のインストール、位置情報アプリの利用
4 保健所等からの指示に従う
5 マスク着用、手指消毒、3密避ける

違反した場合は、「氏名の公表など」とのことです。
罰金などではなく、「氏名の公表など」ということは、「社会的制裁」を脅しに使っているってことですね。「罰金」にしたらいいのに。
ちなみに、空港到着後に「LINEはしばらく使いません」という書面を受け取ることになります。
3月28日8時 搭乗
ここはBC19と全く同じ。
3月28日12時頃 着陸
防護服の人が乗り込んで来ることもなく、すっと機外へ。
2020年12月に成田に到着したときは、機内でかなり待たされ、その間に書類を配られ、少し混乱状態だったことと比べると、少し洗練されたのかも。
2020年2月に関空に到着したときは、シャトルが使えず、かなり歩かされましたが、今回はシャトルが使えました。
まあ、使えない理由がよくわからなかったので、ここはちゃんと進化したようです。
健康カード受領
シャトルを降りた後にカウンターがあり、そこに並んでいる間に渡されます。
「なんで持ってないんですか?」ってテンションで対応されましたが、これまで渡されてませんよ。
A4の書類なのですが、これが「健康カード」という名称であることは後で気が付くことになります。
書類の右上に小さく薄く書いてます。
途中のチェックポイントで「健康カード下さい」と言われるので、そこで気が付きます。
でも、「カード」っぽくなんだよなあ。
3月28日12時20分 唾液入れをもらう
唾液の入れ物と漏斗を受け取ります。

唾液を入れて渡す
ラーメン店一蘭のような仕切りのあるブースに移動し、唾液を入れ物に溜めていきます。

結構な量が必要。
直前に水とか飲んでおけばよかったです。
唾液を促すためにレモンと梅干の写真が貼られてますが、簡単には溜まりませんでした。

アプリに関する調査票を記入
職員が内容をチェックしていきますが、まだインストールが終わっていない項目なのに、「この先でインストールしますので、インストールしたことにしてください。」って。
じゃあ、インストールしたあとにチェックすればいいのに。
事前にやる意味あるの?
かなり歩く
ここからかなり歩きます。シャトルで浮いたエネルギーをここで消費します。


アプリの状況を聞かれる
さっきチェックしたんだから、また聞かなくてもいいのに。
3月28日12時30分 アプリをダウンロードする
待合ロビーでサポート要員がいて、インストールをサポートします。
ここで求められるのは、以下のインストール
・Skype
・OSSMA
・COCOA
COCOAはアプリ名が「接触確認アプリ」となっていますが、それをサポート要員(外国人)に見せたら、「これじゃない」って言われました。
また、COCOAアプリの目印としてアイコンが表示されていますが、このアイコンは、ラウンジで入力した厚生労働省のアプリと同じアイコン。
アイコン変えた方がいいんじゃないかと思います。


あと、スカイプの登録メアドの確認もされました。
OSSMAは「留学生危機管理システム」って名前。
「アプリ名称は改修中です」とありますが、結局、変更されず、かわりに別のアプリ(OEL)をインストールするように、後日、メールが来ました。


チェックシートの記入
ここで、またチェックシートを記入。
サポート要員がチェックしてくれました。

並ぶ
これがわかりづらい。
どこに並んでいるんかがわからない。
何の表示もなく、職員(ここは動きの悪いおじさん職員ばかりでした)の案内もあいまい。
並んでいる人とインストールしている人に区別ができていません。
改善したほうがいいですね。
アプリが使えるかどうかの確認
7人ほどチェック要因が並んで座っていますが、4人はアクリル板が設置してあるのに、3人はアクリル板無し。
3人と4人はどうやって分けているんだろう?
運?
下っ端はアクリル板は無し?
これにてこずります。
まずメールを送ってくれます。
事前にこういうことをすると言ってくれたら、これまでに空港WIFIにつないでおくのに。
その場でWifiにつないで、メールを受信。
次はSkype。
インストール場所で確認したSkypeに掛けてきますがつながりません。
結局、別のアカウントを使うことに。
するとつながりましたが、でも、着信履歴が残ってません。
着信した時の表示も文字化けしてます。
おかしいと思ったので、もう一度かけてもらいます。
そしたら、全然つながりません。
同じアカウントで奥さんにかけてみますが、そっちは問題ない。
でも、職員からのコールだけ受信できません。
僕からかけてもつながらない。
結局、20分ほどやりとりをして、いろいろ試したら、突然、つながりました。
つながらなかった原因は不明。
でも、僕が違和感を感じてなかったら、つながらないまま別れることになってましたね。
3月28日13時20分 健康カードの確認
健康カードの確認。
ここでこの書類を健康カードと呼ぶことを知りました。
調査票の回収
記憶がありません。
なんだったっけ?
スクショの確認
台北の空港ラウンジで入力した厚生労働省アプリから発行したQRコードのスクショ確認をします。
3月28日13時30分 陰性確認
だいたい結果がでるまで4-60分かかると聞きましたが、もしかしたら、ここまでの不要に見える無駄な各チェックポイントは、我々を飽きさせないためのアトラクションみたいなもんだったのでしょうか。
特に待機時間はなく、確認場所に到着したときにはすでに陰性であることが表示されていました。

でも、この表示。結構番号が飛んでいます。
番号が飛んでいるからといって、その人達が陽性とは限りませんが、でも、少なくとも陰性かどうかわからない人達と一緒にここまでのチェックポイントを過ごしてきました。
飛行機搭乗前の陰性証明を信じているのでしょうけど、だったら抗原検査は不要なんじゃないの?って思います。
抗原検査するんだったら、陰性が分かるまでは、もっと厳格に管理しないと意味がないのではないでしょうか。
健康カード・誓約書の提出
このカード、大したことは書いてないんだけど、少し前にやった内容チェックの工程は必要だったのでしょうか?
カードに貼ってある番号を読み上げ、抗原検査陰性を証明するためのシールを持ってこさせ、それを健康カードに貼り付けます。
そして、誓約書の提出。
ちなみに、この先の工程で僕が陰性を証明するためのカードは赤色でした。
成田のときは青色。
何で色を変えたんだろう?
赤色は目立つけど、赤のイメージは「止まれ」だんだけどなあ。
3月28日13時40分 入国審査(自動ゲート)、荷物受け取り、税関申告、入国
これらはBC19と全く同じ。
スムーズでした。
3月28日13時50分 ハイヤー乗車
入国後、予約していたハイヤー会社に電話して合流。
ローソンでお茶を購入して乗車しました。
MKの一番安い車種を予約しましたが、並んでいたのは、すべてアルファード。

快適に移動できました。
着陸してから約2時間弱。
2020年12月に成田に到着した時より、やることはかなり増えましたが、洗練されたのか、成田と関空の違いなのか、トータル時間は短くなりましたね。
成田の時は、抗原検査もなかったのに、不要な待ち時間がめちゃくちゃ多くて、3時間弱かかりましたからね。
疲れた。
↓ぽちっとよろしくお願いします。
↓ぽちっとよろしくお願いします。
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