日本の改札機は考え抜かれている。
Suicaをかざす角度に拘って作られているとテレビで紹介していた。
でも、それっと乗客にとって、メリットがあるのだろうか?
その開発費をチケットの値下げに回してもらった方がいいのでは?
と思っている。
それに、テクノロジーをつぎ込むのであれば、そもそもSuicaをかざすという行為をやめさせてほしい。
自動車で高速道路に乗るときは、ETCで通過できる。それができるのに、電車では、Suicaをわざわざ鞄から出さないといけない。
その手間をなくしてくれた方がよっぽど良いと思う。
いろんな改札機
いろんな国のコミューターに乗ったことがあるけど、日本のように高級な改札機は見たことがない。
JRの最新改札機

上海地下鉄

台北地下鉄

香港地下鉄

シンガポール地下鉄

ちなみに、シンガポールの地下鉄チケットはこんな感じ。

この薄さの中にチップが入っている。

同じチケットが繰り返し使えて(チャージができて)、デポジットがとられるけど、3回使うとデポジットが戻ってきて、6回使うとさらに値下げ特典が付いてる。

Suicaみたいなことカードを持たない旅行者にはちょうど良い。
昔(23年前)、カナダのバンクーバーに住んでいた事があるけど、スカイトレインというコミューターは改札機がなかった。
改札機がない状態は、逆にすごく不安だったけど、慣れるとやっぱり快適。
たまに抜き打ちで車内検札が行われる。
監視に対する考え方
こういう改札機に対する考え方は、日本企業の内部統制のあり方と似ている。
ガチガチにチェックポイントを作り、何重にもチェックをします。内部統制にお金をかけて、内部監査室を設置して、推進する。
でも、一方で、ITシステムについては、すごく監視が緩い。
ERPの内部でシステム的にセキュリティをかければいいのに、わざわざ外部システムやexcelを間に入れたりするし、データにエラーが発生しても、そのままデータを流せたりする設計になっている。
製造ラインで不良が出たら、生産ラインを止めたりするのに、データの流れは止めない。
目に見えるモノと目に見えないものに対する価値観がまるで違っている。
抽象化したらどちらも同じなんだけど。
ガラパゴスと言われても仕方がない気がする。
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