Windows95が世に出た1995年。
インターネット元年と言われています。
ボストンに留学していた僕が、初めてヨーロッパを旅したのはそんな年でした。
今でも旅が好きですが、当時の旅とのスタイルとは全く違っていて、旅の楽しみ方や旅で得るものが違ってきているように思います。
そこで、当時と今の旅を比較してみました。
若い人にとっては、インターネットがないというのはありえない状況かもしれませんが、そんな時代もあったんです。
今回は、カールスルーエで起きたもう一つのドラマです。
アナザーストーリー@カールスルーエ
彼女が駅に来るまでの2時間でこんなドラマもありました。
駅のベンチに座って待っていると、おじさんが英語で話しかけてきました。
しばらく英語で会話をします。
おじさんは英語を勉強しているところなので、英語での話し相手が欲しかったそうです。
話の流れで「何かドイツ語を知っているか?」と聞かれました。
そこで、たまたま知っていたセンテンスを言いました。

Ich habe hungrig(お腹がすいた)
食いしん坊の僕らしいセンテンスです。
我ながら感心します。
するとおじさんがパン屋を紹介してくれました。

僕はドイツマルクを持っていないんだ。銀行が開いてなくて下せないんだ。。。
と返しました。

おじさん
ちょっと待ってて
しばらくして戻ってきたおじさんの手にはいくつかのパンが。

これやるよ。会話してくれてありがとう。楽しかったよ!良い旅を!
といって、おじさんはどこかに消え去りました。
Facebook友達になることができない時代です。
「一期一会」が身に沁みます。
Vol.7では、フランスに入ります。
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